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まつばら動物病院|江東区枝川の動物病院
スタッフブログ
2016年06月13日

梅雨入り  脾臓の腫瘍

 

こんにちわ

 

雨の日はなんだか心が沈んでしまう、そんなことありませんか?

私はありません

 

さて

 

すこしフィラリアやワクチンの予防関連が落ち着いてきた感のある

6月です。

 

・脾臓の軟部組織肉腫が肝臓転移までしてしまい腹水貯留の猫さん

・14歳という高齢ながら睾丸のかなりのアンバランス!でセミノーマだよと摘出した犬さん

 

・13歳で軟口蓋過長(同意なく手術なし)で脾臓に低エコー像、貧血もあり

クッシングと甲状腺機能低下を否定して…略 摘出した犬さん

・脾臓破裂で血腹で血管肉腫ではなくてリンパ腫だった犬さん

 

・あばれてどうしようもないけど 乳腺腫瘍がおおきくなってしまい、摘出し元気になり

もっと怒るようになった猫さん

・産後数日後に高体温急激な食欲低下で子宮蓄膿症ではなく、実は子宮の破裂があり

腹膜炎だけども…で緊急手術した犬さん

 

・排水溝ネットをごっそり食べた猫さん 2kg以下の体で残念ながら内視鏡での摘出に至らず

胃切開でした

 

などなど

ほかにも12歳犬さんの乳腺腫瘍など 腫瘍症例が多かったような最近です…

 

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脾門リンパがなんと10mmを超えてる、の図

腹水あり 脾臓もぼこぼこですね

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脾臓です 英語でspleen(スプリーン)

赤いところが正常です ※実際は黒くなっていて厳密には正常でもない

センテンス・スプリーンです

 

 

病理検査の結果は「軟部組織肉腫」でした

 

脾臓では血腫(良性) 血管肉腫(悪性) リンパ腫(悪性)

が多くみられます

 

 

※腫瘍は良性と悪性に大別され

悪性は上皮系の~腫 と 非上皮性の~肉腫 に分かれます

 

脾臓摘出したとたんに下がっていた血小板も回復し

経過をオーナーとともに見ていきましょうといったところ

 

 

 

 

 

 

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