数日前からふらつきや下痢・嘔吐などの消化器症状があるとのことで
来院されました。
問診を行い、視診・触診・聴診などを行い
疑いはたかまります…
血液検査 超音波検査を行い
→
[ 子宮蓄膿症 ]
という診断に至りました
膿が溜まってしまった子宮と女性ホルモンを産生する卵巣の外科的な摘出
つまり手術をおこないました
膿が漏れていることがおわかりいただけますか?
なんとお腹の中で膿がすこし漏れだしていました
なので超音波でお腹が高エコー
つまり腹膜炎様だったのですね
点滴 抗生剤 などの集中的な治療が必要です
よくオーナー様に「ここ数年生理がないんだ」 「いつ生理かわからない」
なんてことを言われます
生理を見極めるポイントは
・陰部や乳腺が腫れる
・やたらと院部をなめる
・普段よりも過度に甘えてくる すりよってくる
などがあれば無出血でも これは生理のサインかもしれません
また、全身状態があまりに悪く麻酔下での手術が不適でありそうな場合にも
いくつかの治療選択肢はあります
ご相談ください
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まつばら動物病院
住所:東京都江東区枝川3-4-9
ガーデンハウス照1階
TEL:03-6666-4745
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備えておくと安心!動物病院スタッフが教える豆知識
「豊洲」駅近郊で小動物の一般診療や夜間救急診療、トリミングなどを行っている「まつばら動物病院」では、飼い主様や動物たちにとって私たち獣医師が『一生のかかりつけ医』となれるよう真摯な対応と信頼関係の構築を大切にしています。
スタッフブログでは、豊洲の「まつばら動物病院」に来院した動物たちの症例や難しい病気を図や写真を用いて分かりやすく解説致します。皆様の大切な家族である動物たちが万が一の事態に巻き込まれてしまったときに役立つ対処法や情報が満載のブログとなっておりますので、もしものときに備えてチェックしておきましょう。