心臓の4つのお部屋(右心房 右心室 左心房 左心室)のうち
左心房と左心室の間をつなぐ「僧帽弁」という弁の病気がこの時期よく見られます
小型犬(特にマルチーズ チワワ トイプードル キャバリア)
でよく見かけます
「僧帽弁閉鎖不全症」が有名です
肺に水がたまったり(肺水腫) 咳が出たり 舌がチアノーゼになったりします
画面で赤い色と青色が混じり 水色になっているところが逆流のあるところです
内服やごはんなどで進行を遅らせたり とうまく付き合っていくことが
重要な疾患のひとつです
・咳がある
・舌が青い
・疲れやすくなった
・抱っこすると胸の拍動が激しく 強くなった
心あたりございましたら
お気軽ににご相談ください
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まつばら動物病院
住所:東京都江東区枝川3-4-9
ガーデンハウス照1階
TEL:03-6666-4745
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暑いですね
半分ふやけています
高カロリーでなんとか夏を乗り切ろうかと…
血液ドロドロになってしまう
さて、いただきものです
奥ではむぎちゃんがこぼしたものを水取り中です
…
さ
さぁ、本題
➡
卵胞嚢腫 聞いたことありますか?
正常の性周期では発情期の卵胞は排卵して水疱はなくなるのですが卵胞嚢腫では卵胞が排卵せずに大きな水疱となり多量の卵胞ホルモン(エストロジェン)を分泌します。
卵胞嚢腫は卵巣からの多量の卵胞ホルモンを分泌することにより子宮蓄膿症、乳腺炎、膣粘膜の増殖、乳腺腫瘍などを併発する場合があります。
発情期が異常に長期にわたる、発情出血が異常に長く続くなどの時この卵胞嚢腫の場合がありますので注意が必要です。
今回は飼い主の依頼で避妊手術をすぐにしたためにホルモン検査はしませんでしたが血液中の卵胞ホルモン(エストロジェン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)を測定することにより、異常ホルモンの有無を推定することが可能です。
この子は同時に乳腺腫瘍も3個取りましたのでしっかり抗生剤にて内服中です
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数日前からふらつきや下痢・嘔吐などの消化器症状があるとのことで
来院されました。
問診を行い、視診・触診・聴診などを行い
疑いはたかまります…
血液検査 超音波検査を行い
→
[ 子宮蓄膿症 ]
という診断に至りました
膿が溜まってしまった子宮と女性ホルモンを産生する卵巣の外科的な摘出
つまり手術をおこないました
膿が漏れていることがおわかりいただけますか?
なんとお腹の中で膿がすこし漏れだしていました
なので超音波でお腹が高エコー
つまり腹膜炎様だったのですね
点滴 抗生剤 などの集中的な治療が必要です
よくオーナー様に「ここ数年生理がないんだ」 「いつ生理かわからない」
なんてことを言われます
生理を見極めるポイントは
・陰部や乳腺が腫れる
・やたらと院部をなめる
・普段よりも過度に甘えてくる すりよってくる
などがあれば無出血でも これは生理のサインかもしれません
また、全身状態があまりに悪く麻酔下での手術が不適でありそうな場合にも
いくつかの治療選択肢はあります
ご相談ください
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備えておくと安心!動物病院スタッフが教える豆知識
「豊洲」駅近郊で小動物の一般診療や夜間救急診療、トリミングなどを行っている「まつばら動物病院」では、飼い主様や動物たちにとって私たち獣医師が『一生のかかりつけ医』となれるよう真摯な対応と信頼関係の構築を大切にしています。
スタッフブログでは、豊洲の「まつばら動物病院」に来院した動物たちの症例や難しい病気を図や写真を用いて分かりやすく解説致します。皆様の大切な家族である動物たちが万が一の事態に巻き込まれてしまったときに役立つ対処法や情報が満載のブログとなっておりますので、もしものときに備えてチェックしておきましょう。