フィラリアの予防注射はじめました
内服約8か月の値段で1年間の予防が可能です!
さっそく接種するかたがちらほらいらっしゃいます、
※注射在庫なくなり次第終了となります
※別途フィラリア検査が必要となります
耳血腫
出典:イラストでみる犬の病気 講談社
上のように耳の中に血様のものがたまります
以前は、耳血腫とは外耳炎の子が、耳を掻きすぎて、耳の中の毛細血管を損傷し、
耳の皮膚と軟骨の間に血がたまると考えられていました(外因性)、
→今は
耳介(耳たぶのこと)の自己免疫機序が原因でおきる、内因性のものではないかと考えらえれています。
耳の中の血管が掻きすぎてこわれるのではなく、
耳の軟骨の変形・変性より、中に血液(厳密には炎症性サイトカインなど複雑な物質)
がたまるわけです
↑このようなものがたまります
この耳血腫は発見は容易ですが、
治療はなかなかコツが必要です
ゴールデンリトリバー
ラブラドール
コッカースパニエル
などに多く見られます。
猫ちゃんにもおきますが、多くはありません。
原因
免役的なものの関与ですが、
基礎疾患に外耳炎があります。
治療
放置で、耳の中の血液は、徐々に軟骨におきかわり、石灰化します。
耳介軟骨は変性して、カリフラワー状に瘢痕収縮します。
欠課として耳は変形してしまいます
外科手術でも、耳は変形するケースが多いです
治療しないで放置した場合、耳の入り口(耳道)が狭くなったりし、
慢性外耳炎の原因になる可能性があります。
インターフェロン治療
・耳介軟骨の軟化変性を抑制するために、ステロイドを内服
・7日に1回の間隔で、5-10MUのインターフェロンを耳に注入
・耳血腫の治療中は、耳をふらさせないため、あえて、耳掃除をしない
4週間くらいの継続で、耳の変形委縮なしに治癒のケースが多いです
外科手術でもインターフェロン治療でも
なるべく早期の治療開始が明暗を分けるように経験上感じます
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まつばら動物病院
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ガーデンハウス照1階
TEL:03-6666-4745
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備えておくと安心!動物病院スタッフが教える豆知識
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